魚沼市にも戸隠が!?権現堂山のふもとにある「長松戸隠神社」

マップで魚沼市の神社について調べていたら、戸隠という文字が目にとまりました。

戸隠と聞いて思い浮かぶのは、長野県にある戸隠神社。
「同じ名前の神社が魚沼市にもあるのか」と気になり、すっきりと晴れた小春日和の昼下がりに参拝してきました。

1575年創建の歴史ある神社

長松戸隠神社は長野県長野市にある戸隠神社にゆかりがあり、同じ神様をお祀りしています。

神社の創建は、今から400年以上昔の天正3年(1575年)。
そののち天正11年(1584年)に、長野市の戸隠神社より分霊が行われたと伝えられています。

長松戸隠神社の御祭神は、

【天手力雄命(アメノタヂカラオ)】スポーツの神様
【天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイカネノミコト)】学業成就の神様
【天表春命(アメノウワハルノミコト)】裁縫や安産など婦女子の守護神

の三柱です。

自然の中に立つ朱色の鳥居は存在感があり、遠くからでも目につきました。

鳥居をくぐった先には、石段が伸びています。

参道は木々に囲まれて静まり返り、周辺には清らかな空気が流れていました。

石段には背の高い木の影が落ち、ところどころにコケが生えています。
手すりは設置されていないので、参拝する際は足を滑らせないようにお気をつけください。

長い石段をのぼりきった先に、神社の本殿があります。
11月末に訪れたため冬囲いがされていました。

本殿の近くには、九頭龍権現木像の収納庫があります。

細やかな彫刻がほどこされた九頭龍木像は、魚沼市指定有形文化財として大切に保管されています。

収納庫の扉は閉められていますが、毎年7月第2日曜のご開帳時に実物を拝めますよ。

裏手には透き通った池がありました。
晴れ渡る空や周囲の木々を映す水鏡になっていて、足を止めて見入ってしまうほどきれいでした。

境内に権現堂山登山口がある

敷地内には、権現堂山(ごんげんどうやま)の登山口があります。

登山口付近には案内板が立っています。
案内板の下には登山カード入れが設置されているので、登山をされる際はご確認ください。

神社の境内からの眺めです。
紅葉は見頃を過ぎ、落ちた葉っぱが足元を明るく彩っています。

境内では、下山してきた方と出会いました。
「のぼっていると暑いくらい。山の上の方もあたたかかったよ」とのこと。
足取りに合わせて、クマよけの鈴がりんりんと軽快に響いていました。

私も体力をつけて、いつか家族とのぼってみたいです。

魚沼市に伝わる昔話「弥三郎婆」のすみかがある!

登山口の近くには、こんな看板がありました。
イラストで描かれているのは、魚沼市に伝わる昔話に出てくる鬼女、弥三郎婆(やさぶろうばさ)です。

看板によると、上権現堂山の鬼ヶ倉にはこの弥三郎婆のすみかがあるそうです。
どんなところに住んでいるのか、怖いもの見たさで覗いてみたいと思いました。

それにしてもこのイラスト、なかなか迫力がありますよね。
ひとけのない山の中に立っているのもあって、暗がりの中で見たら思わず悲鳴をあげてしまいそうです。

山を見上げながらのんびり散歩ができる

駐車場から鳥居に向かう道中は、戸隠歴史自然公園として整備されていました。

中央には大きな池があり、それを見渡せる小さな丘にパーゴラが設置されています。

公園は山に囲まれているので、聞こえてくるのは鳥のさえずりや木々が風に揺れる音だけ。
のんびりリフレッシュするのに最適な場所でした。

公園の敷地内にも、登山者向けの案内図が立っています。

近隣の山々の名称や、所要時間の目安が書かれていました。
戸隠神社登山口から下権現堂山までは、約100分のみちのりだそうです。

なお、道中「冬期は通行止め」と書かれた案内を見かけました。
雪が積もっている間は参拝が難しいかもしれません。
その際は、春の訪れを待って足を運んでみてくださいね。

長松戸隠神社
住所:新潟県魚沼市長松
アクセス:只見線「藪神駅」より車で約6分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。